はじめに
全体構成の設計、詳細なレッスンプラン作成、明確な学習目標の設定まで含めたオンラインコースを完成させるには、多くの時間と労力が必要です。しかし、AIを活用することで、コース設計プロセスのほぼすべてを自動化することが可能になり、品質と一貫性を保ちながら大幅な時間短縮を実現できます。
本ガイドでは、以下の内容を学ぶことができます。
- セクションとレッスンで構成された、分かりやすいコースアウトラインの作成方法
- 内容・具体例・クイズ・補助教材を含む、詳細なレッスンプランの構築方法
- 学習進捗を把握しやすい、明確で具体的な学習目標の設定方法
- 生成した内容を Ourdemy コースビルダーに直接インポートする方法(プロフェッショナルかつ効率的にコースを管理・公開できるプラットフォーム)
これにより、講師は教えることや学習者とのエンゲージメントにより多くの時間を割き、コンテンツ整理やコース管理は AI と Ourdemy に任せることができます。
1. コース設計にAIを活用するメリット
AIを活用してコースを設計することで、講師やコンテンツ制作者には多くの実用的なメリットがあります。
🔹 時間の大幅削減
各要素を手作業で作成する代わりに、AIはアウトライン、レッスンプラン、学習目標を数分で自動生成できます。これにより、講師は指導や内容のブラッシュアップに集中できます。
🔹 論理的で分かりやすいコース構成
AIは、基礎から応用へと理解しやすい順序でセクションとレッスンを整理し、学習者が無理なく知識を習得できる、プロフェッショナルで一貫性のある構成を実現します。
🔹 網羅的なコンテンツ設計
理論、具体例、実践演習、クイズ、インタラクティブなアクティビティなど、学習目標に必要な要素を漏れなく含めることができ、コース全体の品質向上につながります。
🔹 Ourdemyへのスムーズなインポート
セクション・レッスン単位で標準化された構成により、Ourdemy コースビルダーと完全に互換性があり、コースの取り込みや整理を迅速かつ簡単に行えます。
🔹 学習者に合わせたパーソナライズ
初心者/中級者/上級者などのレベル別、または特定のターゲット層に合わせたレッスンプランを生成でき、学習効果を最大化するカスタマイズが可能です。
2. ステップ別プロセス
ステップ1:コース情報の準備
AIを活用する前に、以下の基本情報を整理・明確化しておくことで、生成される内容の精度と一貫性が高まります。
- コースタイトル 例:「Excel 初心者から上級者まで」
- コース全体の学習目標 例:「学習者が実務で必要なExcelの主要機能を自信をもって活用できるようになる」
- 対象学習者 学生、オフィスワーカー、新卒者など、対象を明確にすることで、AIが適切な難易度と内容に調整できます。
- 想定セクション数 基礎から応用まで、論理的な流れで構成するための目安となります。
- 各セクションあたりのレッスン数 内容を細かく分割し、1レッスンごとに理解しやすい構成を作るために重要です。
💡 ポイント: 入力情報が具体的であるほど、AIは実用的で修正の少ないアウトラインやレッスンプランを生成できます。
ステップ2:AIでコースアウトラインを作成する
目的: コース全体の構造を俯瞰できるよう、セクションとレッスンからなる高レベルの設計図を作成します。
手順:
- AIツールを開く(ChatGPT、Claude、教育向けAIなど)
- プロンプトを入力
- 「Excel 初級から上級まで」のコースアウトラインを作成してください。 対象は学生で、5つのセクション、 各セクションに3つのレッスンを含めてください。 セクションタイトルとレッスン名を一覧で表示してください。
- 生成結果を確認:セクション1〜5と、それぞれのレッスン名が表示されます。
- 応用オプション:各レッスンに2〜3文の簡単な説明を追加するよう依頼すると、Ourdemyにそのままインポートでき、学習者にも内容が伝わりやすくなります。
💡 ポイント: 難易度の進行や内容のつながりを確認し、学習者の理解プロセスに合った順序になっているか必ず見直しましょう。
ステップ3:各レッスンの詳細なレッスンプランを作成する
目的: 学習活動、補助教材、想定学習時間を含めた実践的で分かりやすいレッスン内容を構築します。
手順:
- アウトラインから作成したいレッスンを選択
- プロンプトを入力
- 「Excelの基本関数」というレッスンの詳細なレッスンプランを作成してください。 以下を含めてください: ・レッスン時間 ・主要コンテンツ ・学習者のアクティビティ(演習・実践) ・補足教材(スライド、PDF、動画)
- 生成結果を確認:通常、以下の要素が含まれます。
- 導入:レッスンの目的と概要
- 指導内容:具体例を交えたステップ別解説
- 演習・課題:クイズ、実践タスク、ケーススタディ
- 補助教材:スライド、PDF、動画、インフォグラフィックなど
- 他のレッスンにも展開、またはセクション単位で一括生成して時間を節約することも可能です。
💡 ポイント: Ourdemyでは、レッスンプランをそのまま説明文に貼り付け、教材をアップロードすることで、完成度の高いオンラインレッスンを簡単に構築できます。
ステップ4:各レッスンの学習目標を定義する
目的: 学習者が「何を学び、何ができるようになるのか」を明確に理解できるようにし、クイズや課題、学習効果測定の基盤を作ります。
手順:
- プロンプトを入力
例:- 『Excelの基本機能』のレッスンについて、ブルームの分類法(例:分析する、応用する、作成する)に基づいたアクション動詞を用いて、学習目標を3つ作成してください。
- 生成結果を確認
AIは、明確で標準化され、追跡しやすい学習目標を生成します。例:- データ処理のために基本的なExcel関数を適用する。
- 数式を使って簡単なデータセットを分析する。
- 実際の状況を示すスプレッドシートを作成する。
Ourdemyにインポートすることで、学習目標は学習者への指針となるだけでなく、AIによる適切なクイズ・演習提案にも活用され、効果的で体系的な学習体験を実現します。
ステップ5:Ourdemy コースビルダーへインポートする
目的: AIで作成したすべてのコンテンツを Ourdemy に取り込み、管理しやすく、学習者にとって分かりやすいコースを完成させます。
注意: セクション構成、レッスン順、説明文、教材内容を最終確認し、学習体験がスムーズで一貫しているか必ずチェックしましょう。
Ourdemyへのインポートに関する参考リンク
- https://ourdemy.com/ja/what-do-i-need-to-create-a-free-course/
- https://ourdemy.com/ja/whats-the-process-for-setting-up-a-paid-course/
- https://ourdemy.com/ja/what-is-the-way-to-create-a-new-section-in-a-course/
3. AI活用時の重要なポイント
- コンテンツの論理性と順序を確認:AIはレッスンやセクションを必ずしも最適な順序で配置しない場合があります。学習の流れが論理的で、受講者が理解しやすいかを常に確認してください。
- 品質管理:AIはコンテンツを迅速に生成できますが、講師が必ず校正し、表現を整え、誤字脱字を修正し、情報の正確性を確認する必要があります。
- 例や練習問題を追加:実践的な応用力を高め、受講者が内容をより深く理解できるようにします。
- 対象受講者に合わせてパーソナライズ:レッスンを初心者/中級者/上級者や特定の学習者グループ向けに調整します。
- 定期的な更新:AIは主に基礎的なアウトラインやレッスンプランを生成します。実際の受講者のフィードバックに基づき、講師がコンテンツを継続的に改善・調整して、コースの質を向上させます。
まとめ
AIを活用する方法を知っていれば、学習コンテンツ作成はこれまで以上に効率的で効果的になります。
簡単なプロンプトをいくつか入力するだけで、次のような成果が得られます:
- 時間を節約:コンテンツの自動生成、構成の提案、クイズや演習問題の作成が可能
- 一貫性と品質を確保:レッスンが論理的でまとまりがあり、受講者が理解しやすい形で提示されます
- 簡単にパーソナライズ:異なるスキルレベルや学習者グループに合わせたレッスンバージョンを作成可能
AI+Ourdemyの組み合わせにより、講師は授業や受講者との関わりに専念できる一方で、コースの準備・整理・管理作業は効率的かつプロフェッショナルに処理されます。