はじめに
オンラインコースを構築する際、クイズや課題の作成は、最も時間がかかる作業のひとつです。問題を考え、選択肢を作り、解説を書く——そしてこの作業をすべてのレッスンで繰り返す必要があります。1コースに10~20レッスンがあり、さらに複数のコースを運営している場合、その負担はすぐに膨大になります。
本記事では、AIを活用して各レッスンごとのクイズ・課題・選択式問題を、わずか数分で作成する方法をご紹介します。しかも、以下のような高い品質を維持したまま作成することが可能です。
- レッスン内容に自動的に連動
- 易しい問題から難しい問題まで自動生成
- 正解と解説を自動で含む
- セクション/レッスンごとに自動分類
1. AIを活用してレッスンクイズを作成するメリット
🔹 圧倒的な時間短縮
これまで1問ずつ手作業で問題を作成していた作業も、レッスン内容をAIに入力するだけで、1レッスンあたり10~30問のクイズを数分で自動生成できます。あとは内容を選び、コースプラットフォームにコピーするだけで、効率的に作業を進められます。
🔹 ミスの削減と一貫性の向上
AIが生成するクイズは、学習目標とレッスン内容に基づいて作成されるため、問題がテーマから逸脱することなく、トレーニング目的に沿った内容になります。
Ourdemyにアップロードすれば、クイズをレッスンごとに管理・分類・紐付けでき、学習者は正しい順序で学習と課題に取り組むことができます。これにより、コース全体の一貫性も保たれます。
🔹 教育的品質の向上
AIは単に作業を速くするだけではありません。教育設計(インストラクショナルデザイン)の原則に基づき、評価の質そのものを向上させます。AIは以下のような基準に基づいて問題を作成できます。
- 難易度レベル:初級 → 中級 → 上級の段階構成
- ブルームのタキソノミー: 記憶 → 理解 → 応用 → 分析 → 評価 → 創造
- 多様な評価形式: 選択式、穴埋め、○×、マッチング、シナリオ問題、短文記述
- 実践重視の設計: 実社会の文脈、ケーススタディ、応用課題に基づく問題
Ourdemyは、1つのコース内で複数の問題形式を柔軟に組み合わせることを完全にサポートしています。これにより、学習者は知識を覚えるだけでなく、思考力や実践力も身につけることができます。
🔹 編集・拡張が容易
Ourdemy上のAI生成クイズでは、次のことが可能です。
- 問題の追加:レッスン内容を更新するだけでAIが新しい問題を提案
- 難易度調整:学習者レベルに応じて調整可能
- 総合テスト作成:複数レッスンをまとめた章末テストの作成
2. AIで作成できるクイズの種類
AIは、さまざまな評価目的に応じたクイズ形式を生成できます。
- 選択式問題(MCQ)
- 最も一般的で自動採点しやすい
- 3~5択から正解を選択
- ○×問題(True / False)
- 基礎知識や理解度の確認に最適
- 穴埋め問題(Fill in the blank)
- 重要キーワードや概念の確認に適している
- マッチング問題
- 例:用語 – 定義、画像 – 概念
- 情報の関連付け・認識力を強化
- シナリオ型問題
- 実際の状況での知識活用を促す
- 問題解決力やケース分析に活用
- ミニ課題・短いタスク
- 例:「ABCメソッドを使った例を書いてください」
- ソフトスキルや実践型学習、内省に適している
- Ourdemyでは、これらすべてのクイズ形式に対応しています。
- 学習者のスコア管理
- 学習進捗の可視化
- 結果の視覚的評価
- 章末総合テスト
AIは、1つのセクション内すべてのレッスンから問題を統合し、総合テストを作成できます。
💡 Ourdemy Tip:これらの評価形式はすべてコースに直接追加可能です。学習者はプラットフォーム上で受験し、講師側は進捗・スコア・パフォーマンス分析を簡単に確認できます。
3. AIの効果を最大化するための準備
AIで高品質なクイズを作成するには、事前準備が重要です。以下のポイントを意識しましょう。
✔ 各レッスンの学習目標
明確な学習目標があると、AIは焦点の定まった問題を作成できます。例:
- 「学習者はXYZモデルの4要素を説明できる」
- 「学習者はABCメソッドを実生活に応用できる」
- 「各手法の長所・短所を理解している」
✔ レッスン要約(要点)
AIには全文は不要で、以下のような要点だけで十分です。
- 主要な概念・定義
- 例やケーススタディ
- 手順、プロセス、モデル、図解
これにより、問題が内容に忠実で、無駄に複雑になりません。
✔ 学習者プロフィール
適切なレベル調整のため、AIには以下の情報を伝えましょう。
- レベル:初級/中級/上級
- 対象:学生、社会人、自主学習者
- コース種別:ソフトスキル、技術系、学術系
💡 ポイント:入力情報が充実しているほど、AIが生成するクイズは正確で適切になり、学習者の理解と自己評価を効果的にサポートします。
4. AIで各レッスン用クイズを作成する手順(A~Z)
以下のステップで進めてください。
ステップ1:レッスン内容を準備する
まず、AIが十分な文脈を理解できるように、レッスンに必要な情報をすべて揃えます。
例:Eisenhowerマトリックスに関するレッスン「Eisenhowerマトリックスを使ったタスクの優先順位付け」の場合、以下を準備します:
要点:
- 緊急と重要の違い
- マトリクスの4つのタスク分類
- 各分類の実例
学習目標:
- タスクを4分類に分けられる
- マトリクスを個人のタスク管理に応用できる
💡 ポイント:要点と目標が明確なほど、AIが生成する問題は的確になります。
ステップ2:AIにクイズ作成を依頼する
レッスンコンテンツが準備できたら、学習目標に沿った内容になるよう、詳細なプロンプトでAIをガイドします。
推奨プロンプト:
「アイゼンハワー・マトリクスによるタスク優先順位付け」
というレッスンに基づいてクイズを作成してください。
レッスンの要点:
- 緊急と重要の違い
- アイゼンハワー・マトリクスの4分類
- 各分類の実例
学習目標:
- タスクを4分類できる
- マトリクスを個人のタスク管理に応用できる
作成内容:
- 選択式問題(MCQ)10問
- 問題文
- 選択肢4つ(A/B/C/D)
- 正解
- 簡単な解説(1~2文)
追加で:
- ○×問題 5問
- シナリオ問題 3問
- 穴埋め問題 3問
💡 ポイント:レッスンの長さ、受講者のレベル、目指す難易度に応じて、問題の数や種類を調整すると、クイズが魅力的で包括的になります。
ステップ3:難易度を最適化する
問題が生成されたら、バランスの取れた評価のために、難易度を分類するか、AIに分類させることができます。
リクエスト例:
以下の割合でクイズを作成してください。
- 易しい問題 30%(記憶)
- 普通 40%(理解/応用)
- 難しい問題 30%(分析/評価)
または:
各問題に難易度レベル(1~5)を付与してください。
ステップ4:LMS用フォーマットで書き出す
AIにCSVやExcel形式の標準化された表を生成させることで、クイズをLMSに簡単に取り込むことができます。
手順:
- AIが生成した表をコピー
- CSVまたはExcelとして保存
- Ourdemy / Moodle / Canvas / Thinkific / Kajabi に直接インポート
これにより、迅速で標準化されたクイズのインポートが可能になり、受講者は手作業による入力なしで即座に学習を開始できます。また、時間を節約し、一貫性も確保できます。
👉 Ourdemyへの教材アップロード方法はこちら:https://ourdemy.com/ja/where-can-i-create-and-add-a-quiz-in-my-course/
まとめ
AIを使えば、クイズ作成はこれまで以上に簡単になります。
- 高速
- 正確
- レッスンに完全対応
- LMSへの取り込みが簡単
- クイズ作成時間を最大80%削減
Ourdemyは、多様なクイズや課題を提供するのに最適なプラットフォームであり、受講者に充実した学習体験を提供できます。MCQや穴埋め、マッチング、シナリオベース問題、ミニ課題まで幅広く対応しています。
オンラインコースを構築する際は、AIとOurdemyを組み合わせることで、受講者評価の自動化とプロフェッショナルな品質向上が可能になります。